さて、過去3年間の長きにわたり新型コロナウィルスによって、日本国内は閉塞し続けました。私ども飲料自販機オペレーターは、人々の生活と労働（人流）に密接したビジネスを続けています。コロナ禍で街から人通りが消え、職場はリモートワークや出勤調整で閑散とし、感染対策に終始せざるを得ませんでした。私どもの自販機を利用いただく機会はそれにあわせて半減する事態に陥りました。思い起こせば十数年前の東日本大震災時には、飲料製品を製造流通できなくなり、私どもは「売るモノがない」という経験もしました。買ってくださるお客様、喜んでいただける製品がそろって初めて成立するビジネスであることを再認識しました。いまポスト・コロナの初年度、ふたたび皆様の喉を潤し日々健やかに活動頂ける喜びを噛みしめております。
令和5年の夏は世界的な高温を記録し、日本でも猛暑日の連続日数が更新されました。また異常気象により線状降水帯が各地で発生し、浸水や生活インフラの破壊など甚大な 被害が出てしまいました。飲料自販機ビジネスに携わる私どももこの気候変動を憂い、さまざまな温暖化ガス排出削減に取り組まねばなりません。また、変わりゆく生活スタイルの変容や消費者ニーズの動きに注視していく必要があります。清涼飲料水を自販機を通じてお届けするだけでは、収益性を保つことは難しく、なによりもお客様が求められて いる品ぞろえにお応えできないことも認識しております。小さなチャレンジですが、IOTやキャッシュレス決済の発展を取り入れ、まずは首都圏を中心に職域無人店舗（Workplace CAFÉ・B.B.CAMP＊）の展開を始めました。これまでどおり清涼飲料水と共においしいレギュラーコーヒーと各種食べ物をそろえ、働く皆様を応援してまいります。
もちろん、北は北海道・南は鹿児島までの営業所網ではたらく私共社員は、地域に・季節に・場所にもっともふさわしい製品を自販機に取りそろえ、お客様から『選ばれ続ける自販機オペレーター』を目指します。そして、わが社社員にとって『働き続けたい企業』であり続けるために全力を尽くします。
わが社は「健康創造企業」を掲げる株式会社伊藤園のグループ企業として、一層の価値創造を進める所存です。
＊Workplace CAFÉ・B.B.CAMP 弊社HP https://www.neos-corp.jp/b.b.camp/
